誰もが生きがいのある毎日を


今から16年前、36歳のころの出来事です。
私は当時の仕事の9割を失うという経験をしました。

これは、仕事上での人間関係によって起こったことです。
その事態を起こした最も大きな原因は、自分に自信がなかったから。

当時の私の仕事は、サービスエンジニア。メーカーの下請けとして、メーカーの人間という立場で修理や施工をする仕事。

機械の故障などで不満を持っているお客様に対応する仕事柄、お客様に好印象を持ってもらい、信頼されるということができていました。

その一方で、周囲の人間はというと、関係が近くなるほどぎくしゃくした人間関係になっていました。

周囲の意見に対しては素直さもなく、否定的。人のことを認めることができず、いつもイライラしていて、摩擦を生んでいました。自分と違う考え方や価値観には怒りすら感じていました。

その結果、「あの人を使うな」「必要ない」と言われてしまったのです。

そんな私がすがったのは、本でした。

自己啓発、心理学、コーチング。

様々なことを学び、「自分をアピールしなければ」「正しいことを証明しなければ、必要とされない」という弱さが原因だということに気づくことができました。その弱さゆえに人を認められなかったことに気づいたのです。

そのことに気づいてから、仕事上でもプライベートでも人への接し方が変わりました。コーチングで出会った「相手を主体にする」という考え方です。

この考え方になったことで、私に起こっていた多くの問題が解決されました。

相手を尊重することで、自分を大きく見せなくても、自己主張を強くしなくても、顧客だけでなく、周囲からも信頼されるようになりました。自らの間違った行動で失った9割の売り上げは、1年で元に戻り、その後は、それまで以上に紹介によって沢山の方と出会い、仕事の幅も広がっていきました。

そして、これまでより、私の意見に耳を傾けてくれる人や賛同してくれる方も増えてきました。結果的に自分の意見が通りやすくなったのです。

何より、私自身がイライラせず、一緒に仕事をする人たちも、お客様とも笑顔で仕事ができる毎日に変わったのです。

しかし、周りを見渡してみると、過去の私のような人が沢山いることに気づきました。
違いを認めることができず、無意識に人を傷つけてしまう人です。

そして、いじめ、パワハラ、DV、離婚・・etc こういった世の中で起こっている人間関係の問題。

人間関係の問題は、一度起こってしまうと、双方に大きな影響を与えます。

そうなる前に、考え方や感じ方の違いがあってもお互いが尊重し合う場を作ることで、それぞれの強みを活かして、職場、地域、家庭で自分らしく活躍し、充実した毎日をおくって欲しいという思いでこの活動をしています。